Double W 2017
Day One
お宿編

　
洗心館　松屋。
ここが本日のお宿。
　　

　
渋温泉街の中心辺りに位置し、目の前には外湯の八番湯、
並びの二〜三軒先には九番湯の渋大湯がある。
また、少し先には、かの有名な金具屋も建っている。
　

　
　・・・御免。
今宵、ご厄介になる〇〇と申す者。
宜しくお頼み申す。
　
・・・何？あ、はいはい宿帳ですね書きます書きます。（そそくさ）
　　

　
愛煙家には厳しい全面禁煙の館であった。
　
「うちはねぇ、海外の方ばっかりなの。
えぇ海外の...いえいえ欧米の方、そうねヨーロッパの方が多いのよ。
だ か ら 禁煙なの」
とは大女将談。
　
ふ〜ん。「だ か ら」というほど、
あちらの国ではそうなのか。
　

　
ラビリンスな造りは忘れ去られた日本家屋そのもの。
気に入った。（何を偉そうに）
　

　
アメニティ関係は非常に清潔で近代化されている。
こういうところは恩恵があるな。海外の宿泊客が多いということの。
　　

　
　 「ライダーパック（とかいう宿泊パックが当宿にはある）、だ か ら ね、
先にお布団を敷いてありますから」
とは大女将談。
　
いや...
今度は何が「だ か ら」でそうなるのかが皆目解らんぞ大女将。
　

　
ウェルカム手拭を頂戴した。（ビールに代えても可、らしい）
巡った外湯それぞれで御朱印を押して、
コンプリートの暁には宿からのお墨付きを頂けるとのこと。
後ほどせっきぃさんとチャレンジしてみよう。
　

　ということでひとまずせっきぃさん、
申し訳ござらんが先にひとっ風呂、頂き申す。
　
湯花が多く漂っているその湯は透明で、若干の鹹味を有している。
　
小一時間ほど貸切状態であったが、
他のお客が来たのを皮切りに、いったん辞す。
　　

　
なるほどである。
館内は基本、海外の方向けのアプローチであった。
　　
なんだろう。嬉しいような寂しいような複雑な気持ちでは、あるな。
　

　　
どれ、温泉街を散策してみようか。
　

信州は今が春。桜が満開であった。
　
夕陽に映えるその花びらを見上げなが・・・へっくしょい！
いや〜日が陰ると一気に気温が落ちてくるのをすっかり忘れていた私は、
かつて6年ほど信州に居を構えて（賃貸だけど）いた、
なんちゃって信州人でもある。
　（信州は第2の故郷、と自負している）
　

　
しかし何だな。間が持たない。
　
　

　
で、blogの記事通りに、然る後、せっきぃさんと無事合流。
その後は早速、外湯回りへと向かったのであった。
　
先の説明通りに、巡った外湯で御朱印を押す訳だ。
　

　　
間違い。
小さい炎のような印は、本来は上のスペースに押す模様。
下に大きい方の朱印を押すのだそうだ。
　
ちなみにせっきぃさんは、浸からなかった外湯の分も押しまくっていた模様。
・・・流石である。
　　

　
宿に戻っての夕餉。
美味かった♪ ちょっとボリュームが足りなかったけど。
　　

　
食後は再び外湯巡りへと繰り出す。
　
ここは若女将おすすめの6番湯/目洗の湯。
武田菱に気付いたのはせっきぃさんだった。
　

　　
なにか色々と語ったような記憶があるが、
すべて湯と伴に流れ落ちてしまったのだろう、
覚えていない。
ともあれ、とても楽しい時間であったことは言うまでもなく。
　
せっきぃさんとはW650をきっかけとして
10年来の付き合いとなるだろうか。
今後も何卒宜しくお頼み申す。
　

　
斯様にして夜は更けてゆくのであったとさ。
めでたしめでたし
　　

　
　続く